がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

旅の疲れは顔に出る

 

 

妻が3泊4日の出張。

 

およ?およよ?

なんなんでしょう。この胸の高鳴り。

別にやましいことなんもないですよ。

別に仲悪くもないですよ。

でもね、なんなんでしょう。

この自由を期待させる高揚感。

 

あれ?あれれ?

という間に出発当日、朝を迎えました。

 

妻が「私がいないと困る?」と聞いてきます。

「なんとかなりますよ」と私。

つまんなそうにする妻。

「寂しくなる?」と妻。

私は「あー、そーですね、寂しくなりますね」と言いつつ、目線は新聞、朝食のバナナをモシャモシャ。

これが夫婦生活23年のリアル。

 

「めっちゃ、棒読みでしたね。まぁ、いいでしょう。いってきます」

ということで、妻は旅立ちました。

 

ガランとしたリビング。

いつもは触らせてくれないTVのリモコンが触り放題です。

 

うふふ。

 

これでドラマを見てる途中に登場人物の相関関係を問われ、答えているうちにドラマの内容が入って来なくなるということも、しばらくない。

 

これで何気にリアルタイムでTVを見ていて「徳川最後の埋蔵金のありか!」を紹介していたとき、いざその埋蔵金の場所とは!?となったときにチャンネルを変えられ、妻に「観てたんだけど」というほど「徳川埋蔵金」に執着もないし、埋蔵金が見つかった!とも微塵にも思わないんだけど、なんかモヤモヤする事も、しばらくない。

 

うふふ。

 

久々の一人晩飯。

 

今日はなにを食べようかなーと考え、小骨を取るのが面倒臭いと魚をあまり食べない妻であるため、登板頻度が少ない焼魚にしようとスーパーへGO!

 

かれいの塩焼きか煮付けが食べたいと思ったのですが、在庫が1パックで魚の肉付きも悪く、んーイマイチ!ということでサーモンと鯛のお刺身にしました。

 

切るだけ!簡単!

小さいサイズ、2つで500円。

 

それでもいつもの食事よりお高いけど、切り身よりさくで買って少しでも節約です。

気分上げのために、ちょっとお高いカニカマも買って特別感を演出します。

お口直しにガリも買って、はぁ〜もう至福の扉はすぐそこです。

 

うふふ。

 

帰宅して、先に家事をやっちまおうと洗濯を開始。

私は洗濯物をたたむのが超絶苦手です。

立ったまま服を畳めるアパレル業界の方々を羨望の眼差しで見ています。

洗濯物をパンパンして干しますが、いつも妻は私が干した後、こっそり干し直している事を私は知っています。

 

洗濯バサミの位置とか干し方が雑なんでしょうけど、そっと直しているところに優しさを感じますが、当初はめっちゃ文句を言っていたので、どーやらコイツは言っても直んねーなと長い夫婦生活で学んだんでしょう。

 

うまく旦那を扱う方法を学んで何によりです。

夫も夫婦円満に過ごすため気づかないフリをする術を学べてます。

 

晩飯を食べて、さぁ何をしようと思いましたが結局、することはいつもと変わらず普段と変わらない日常が過ぎていき、あれ?あれれ?と思ってるうちに、明日妻が帰ってくるまでに。

 

帰ってくるうぅううおおおぉ・・・お?おお?

 

妻がいなくても、さして日常が変わらないのは、ある意味大丈夫なの?

と思いつつ、お土産いっぱいで帰ってくる妻にサプライズのお土産返しとして私が日帰り出張で購入した「北海道限定ルルルンパック・ハスカップの香り」を用意して帰りを待つことにします。