世の中で起きてる事をちょっと深掘りすると、たどり着く結論は決まってお金のため。
お金欲しさに世界が動いてるという陰謀論がこれでもかと渦巻いてるなかで、ため息をプゥとついてコーヒーをズビッとすすりながら、私も闇の陰謀に加担したかもしれないとカタカタと震えるコーヒーカップを必死で隠して過ごしている日々、みなさまお元気ですか?
そうなんです。
私も世界の闇の陰謀に加担してしまったのです。
ああ、病気になってお金よりも重要なものに気づきましたとエッセイ本の帯に書いてあるかのようなことをドヤ顔で言っていた舌の根も乾かぬうちにこの有様です。
もういつフリーメイソンから殺し屋が来るやもしれません。
秋のMr都市伝説の特番には私の特集が組まれるかもしれません。
私も金の亡者に成り果ててしまいました。
しかも夫婦で。
夫婦で亡者。堕ちる時も一緒だよ、ベイベー。
言い出しっぺは妻でした。
ある日、仕事が二人とも早く終わり一緒にスーパーへ買い出しに。
そのスーパーの前にある闇の入り口。
宝くじ・ロトくじ売り場。
二人ともロトくじ未経験者。
先日テレビでロトくじの数字を川の流れに見立てて予想する番組がことのほかおもしろく二人で見入ってしまったところに、このタイミング。
「ロトあるよ。やろうよ。やってみようよ」と妻はいつになくグイグイ押し。
私も「やったことないし、いっちょやってみましょう」という事になりました。
「これなに、どうすんの?」と妻が大きな独り言を言い、それをお店の方が懇切丁寧に教えてくれるという、まさかのマンツーマン指導でロト7を2人で購入。
「流れがみえましたよ。もうはっきりと。川の流れのように。美空ひばりが手招きしているのがみえました」と私が言うと
「ラインは順目でした。ちょっとフック気味で曲がると思います。打ち切ることを意識しました」と妻もゴルフ経験者らしい返答。
今回の勝負も手応えの程は、なかなか双方互角のようです。
「とりあえず前夜祭じゃ」と閉店セールで40%引きのデカいステーキ肉を、もったいないと半分冷凍、半分料理という、まさかの事態も想定した堅実さも発揮して、その日は終えたのでした。
お店の人に「これいつ番号がわかるの?」と聞いたところ、毎週金曜日とのこと。
このブログを書いてあるのは木曜日。
ということで明日、私、億万長者です。