がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

普通って大事

 

 

恋だと思うんです。

 

 

時々、きゅうんって胸を締め付けられるんです。

急にドキドキするんです。

クラっとするほどなんです。

胸が苦しくなるんです。

 

 

どうしよう。

妻も子供もいるのに。

こんな気持ちになるなんて。

ここまで自分の気持ちが表にはっきりでるなんて生涯で初めて。

運命の出会いです。

ディステニーです。

お昼のビールと餃子くらいドキドキの出会いです。

 

 

 

ただ唯一の疑問は、相手が誰だかわからないのです。

同じ会社のあの子?

通ってる病院のナースさん?

 

も、も、もしかしてドクター?

 

とうとうリアルおっさんずラブやっちゃうー?と思いつつ、先日の24時間心臓モニタリングの結果を聞きに病院を訪問です。

 

kazuthink.hatenablog.com

 

 

 

どうしよう。この胸の高まり。

トイレットペーパーが残りわずかを知っているのに、あえて交換せずに挑むあの感じ。

我慢できないオナラを音が出ないことを祈り一か八か放出するあの感じ。

家族勢揃いで茶の間で洋画を観て、やけに音がエロいラブシーンで無言になるあの感じ。

 

 

今日はなにか人生を変える出来事が起きそうな予感です。 

 

 

待合室から名前を呼ばれて診察室へ。

若いドクター、今日はなんか一段とイケメンに感じます。

 

禁断の恋の始まりです。

 

私の赤裸々な24時間のスケジュールと心臓の心拍数を、そんなジロジロみないでー!

風呂のとこで想像したでしょー!

寝るのとこでイヤらしいこと考えたでしょー!

私のハート(心臓CT映像)を覗き込まないでー、いやーん恥ずかしい!

 

と、女子ならハラハラドキドキなんでしょーが、こちらは人生経験豊富なアラフィフのオヤジ。

大人の余裕をみせつけ、淡々と日々の状況を説明し、それに答えるドクター。

 

 

あらかた説明が終わり、お返しにといわんばかりにドクター宛に書きためたラブレターのごとく、毎日測った血圧を書き留めた紙を天高く護符のようにばら撒きます。

 

はいはいまだ出てきますよーと手持ちのバッグから浪速のマジシャンのように紙切れをドクターに放り投げる私。

 

「ふむふむ・・・」と山盛りになった紙切れを読みながら一息つくとドクターが言う。

 

 

 

「で、本題なんですけど」

 

 

 

!!・・・告白ですねっ!

 

 

はいっ。待ってます。キス待ち顔で待ってます。どーんと受け止めます。

ドクターが田中圭役ってことですよね。ってことは私、吉田鋼太郎役ですよね。

いやーまあ私、あんなワイルドじゃないですけど。

わかりました。頑張ります。

精一杯努めさせていただきます。

 

 

 

「検査の結果ですが・・・」

 

 

 

ドキドキ。

 

 

 

「っとその前に・・・あ、今なんか症状あります?」

 

 

 

焦らすー!焦らすー!

展開もったいぶるー!

その手があったかー!!

ドクター結構、やり手ー!!

年下なのに手玉にとってるー!完全にいま、主導権握ってるー!

結構ドSなんじゃーん。結構遊んでんじゃーん。

 

 

 

 

症状を聞かれ私は体に表れた最近の初恋傾向をカミングアウト。

 

 

この症状は「恋」ってことですよね?

 

 

名実ともに春がきたってことなんですよね?

 

 

ドキドキの原因はドクターの可能性もありってことなんですよね?

 

 

うおおおぉおおおと一人盛り上がっていたところに、ドクターから一言。

 

 

 

 

「モニタリングの結果は、まあ普通」

 

 

 

・・・。

 

 

 

普通。

 

 

 

異常ありでも、異常なしでもない。

 

普通。

 

まあ異常なしなんだろうけど。

なんなんだろう、このせっかくのブログネタを逃した感。

そこはかとなく漂うやっちまった感。

なにかをやり損ねたような手放しで喜べない感。

 

 

「で、で、ですよねー」って言うしかなかった、私。

口パクパクしてた、私。

エサに飢えてる鯉みたいだった。

いっこく堂の人形みたいだった。

 

 

「じゃあ、2ヶ月後まで経過観察ってことで。ちょうど肺がん1年検査も同じ月ですし」

ということで、診察と私の恋は終了。

 

 

なんだかんだで私、無事普通になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝説の餃子

春になって空気の匂いも変わり、散歩日和だねぇ、運動日和だねぇ、布団干し日和だねぇ、ガーデニング日和だねぇと思いつつ、私といえば薄暗い部屋に引きこもり、バッサバッサと敵を斬り殺す、うららかな小春日和と真逆のゲームを実行中。

 

青い空と薄ピンクの桜ふぶきが舞い踊る中、私は返り血を浴びた主人公をコントローラーで操りながら、「敵はどこだー、敵はどこだー」と秋田のなまはげが「なぐ子はいねがー!!」と探し回るがごとく、鬼の形相で戦っているわけです。

 

こりゃー精神的にも身体的にもよくないよねと。

 

つい先日まで「がんって大変ですよねー」、「命って大事ですよねー」、「みんな共に生きて助け合ってんですよねー」って言ってた人が、もう殺しまくってるわけです。

 

なんならゲームで「おめでとうございます!100人斬りです!」とか褒められてるわけです。

 

こうなってしまった原因は自分にも思い当たります。

 

あー、やっぱこうなっちゃったかーと。

年甲斐もなく、こうなっちゃったかーと。

 

高橋名人世代なんで。

初代ファミコン世代なんで。

 

初代マリオブラザーズをやり込んで140面までいって、飽きて自分からリセットしたんで。

 

ポートピア連続殺人事件で最後の迷宮、Googleマップばりの地図作ったんで。

 

なので根っから染み付いてるゲームとの共存生活。

 

いざとなれば三度の飯よりゲームの時代を経て生きてきたわけで、依存性を持ち合わせているわけです。

 

 

青年時代ではゲームをやらないストイックメンタルな人、黙々と努力を重ねるアスリートな人たちを横目に「これからはこんぴゅーたーの時代じゃー」と、寒い冬の日にガンガン暖房をつけてアイスを食べながらゲームをやり続けた結果、テストを前に自分の偏差値を見比べて、世の中はとっくにテクノロジーが進み、自分はビルゲイツにはなれないと気づいた、15の夜。

 

やっちまってるー!

また若き日の同じ間違いを私、繰り返してるー!

と、もんどり打って後悔するのであります。

 

こんな状態になったのも先日、兄に「PS5の抽選が当たったけど、代わりにどう?」と言われ、以前からちょっと興味があった物欲が爆発し、じゃあ、お願いしますと5万5千円の大枚をはたいて買った、ここ数年で私史上最大の買い物。

 

 

ほら、自分の人生どうなるかわかんないじゃん。

 

ほら、自分の人生後悔したくないじゃん。

 

ほら・・・ほら・・・と言い訳も底をつき、妻に内緒で購入を決定してしまったのが誘惑の始まり。

 

 

ちょっとだけ、ちょっとだけと言いつつ、電源オン。

わー、テレビでもAmazonプライム観れるーとか、

わー、テレビでもAppleTV観れるーとかからはじまり、

翌日にはアマゾンでゲームソフトを購入。

欲しいゲームをワンクリックで買えるほどの人間になれたことをほくそ笑む私。ビバ大人。

 

 

今ではそしらぬ顔で自分の部屋にこもり息子が大学入学でいなくなったことをいいことにテレビに一人用ソファ、お菓子を持ち込んでゲーム三昧。

 

ダメー!こんな生活ダメー!!

とさすがに思い、マイルールを作りゲームは90分までと時間を決めて、やり過ぎ注意を高らかに宣言。

電源をブチっと消し、コンセントからコードを引き抜きます。

 

 

取り戻される静かな時間。

チュンチュンという小鳥のさえずり。

通りすがりの子供達の笑い声。

 

 

ああ平穏な時間を取り戻せました。

グッジョブ、自分。

目指しましょう、丁寧な暮らし。

叶えましょう、オーガニックが似合う人間。

とりあえずコーヒーでも淹れて、一息つきます。

 

 

 

それで?

 

 

次は?

 

 

え?

余った時間、私なにすればいいのー?

と、今後についてノープランだったことに気づく私。

 

まずい、このままでは、またゲームの誘惑に負けてしまう。

ほら見て、奴らが手招きしてる。

おもしろいよー、楽しいよー、って。

悪い奴らが街を荒らしてますよー。成敗してくださいよーって言ってる。

 

こんなんじゃダメだー!!と髪を振り乱し邪念を振り払い、気分転換にスーパーに買い出しを決意。

やってきたのはスーパーの生鮮売り場。

そこで、あるものを発見します。

 

 

ニラ 98円

 

 

えー!!安い!

先週、来た時ニラなかったのにー。

まさかの暴落ー!

 

ウホホとホクホク顔でニラを買い物カゴにつっこみ、もはや献立は餃子の一択。

豚ひき、キャベツなどを買い込み、さっそく餃子の仕込みに入ります。

 

 

餃子といえば、家の向かいにある、おばちゃん一人で切り盛りしている1軒の個人商店。

 

民家を改造したくらいの古いお店なので、売っている調味料の賞味期限が1年前ということもしばしば起きるくらいなのですが、おばちゃん手作りのお惣菜や、地元で採れたお野菜を売っていて、買い忘れなどにすごく重宝してました。

 

おばちゃんもメチャクチャ笑顔が素敵ないい人で、うちの息子のはじめてのおつかいは向かいのおばちゃんの店という、家から2秒のおつかい。

 

はじめてのおつかいの内容はキャベツ半玉と玉ねぎ1個、人参1本、ご褒美でアイス好きなのどれか1個を買ってくるというもので千円を持たせて向かわせたところ、買い物から帰ってきた息子は、お釣り900円、キャベツ大玉1玉、人参3本、玉ねぎ3個、うまい棒数種盛り合わせ10本、チョコレート菓子3個、アイス5個を重そうに持って帰ってきたのでした。

 

そのお店でたまに作る餃子がメチャクチャうまい。

 

 

私もこの世に生を受け、人間やって、まもなく50年。

 

数々の餃子を食してきた歴史がありますが、これほどウマイ餃子は食べたことがない。

 

家族一同この餃子の大ファンで、おばちゃんから「餃子あるよー!」と言われた時の我が家はリオのカーニバルばりに狂喜乱舞したものであります。

 

具沢山の肉汁ジューシーさとコリコリ歯応えを感じる食材もとりいれて食べ飽きさせず、たくさんのニラの風味も相まって、それはもう食べた瞬間、光悦の表情を誰もが浮かべるのです。

 

 

おばちゃんに、おばちゃんの餃子は美味し過ぎてアッという間になくなる、というと

すごくいい笑顔で「良かったー。また作るねー」と言ってくれました。 

 

 

 

しかし昨年、春。

残念ながら、おばちゃんは急に倒れて亡くなってしまいました。

 

 

前日まで普通にしていたのに、あまりの突然の出来事で、誰もが驚き、誰もが悲しみ、40数年の歴史があったお店も閉めることになり、あの伝説の餃子も食べれなくなってしまったのです。

 

 

目指すは、あの伝説の餃子。

 

 

大判の皮に、たっぷりの餡をいれて40個。

 

早速、焼いて妻と実食。

 

んー、やっぱり自分で作った餃子はボリューミーで、うまし!

 

ただ、おばちゃんの餃子にはまだまだです。

餃子を見ると、いつもおばちゃんの笑顔を思い出します。

 

 

 

 

 

 

あのエイリアンは伏線だったのか?

4月は新年度。

カレンダーをパラパラ見ながら、ハタと気付きました。

 

そういえば健康診断、やってないね。

 

そう。

昨年のほぼ半年は闘病まつりだったので、我が社の健康診断時期にちょうど入院、抗がん剤の真っ最中で、健診しないまま年を明けたのでした。

 

まあ、健康診断よりも体、診てもらったしね。

 

まあ、体切って、中まで診てもらったしね。

 

まあ、具合悪いとこありますかって聞かれれば、「はい、がんです」って言えたしね。

 

 

なので、あんまり気にしてなかったのですが、ふと気づいたのです。

 

 

大腸、今頃どうなってんのかなーって。

 

 

7、8年くらい前ですが、健康診断でまさかのダークホース的になんと血便が診断されるということがあり、自分でも「まさか!」の衝撃でした。

 

ぐぇ!血便!

 

ぐぇ!よりによって下の異常!

 

痔?お尻強く拭きすぎた?辛いもの食べすぎた?変なもの腹に飼ってるの?

 

えー、若いナースの目の前で四つん這いになって、お尻をぷりんと上げて、ピーの穴をさらすのは死んでも嫌だー!

 

とめっきり凹みながら、要精密検査という名の下、大腸内視鏡検査に挑むことになるのでした。

 

大腸内視鏡検査って、どうやんだろーと調べてみると

 

おしりの穴に、内視鏡カメラをぷすっと刺しますよっ!って書いてある。

 

 

あちゃー、これナースに晒しちゃう。

 

私のあられもない姿、晒しちゃう。

 

スフィンクスのように無表情の四つん這い。でも余分に1本ケツに刺さってる。

 

シュールすぎる、その光景。

さながら現代美術の先進アーティストの作品のよう。

 

どうしようと悶々としていたところ、健康診断を受けた病院では内視鏡はやっておらず、別の病院を紹介してくれました。

 

その紹介してくれた病院ってのが、私が仕事でお世話になっているお客様でもある病院。

 

もうナースもドクターも私のことご存知。

 

「いよぉ!どーしたん今日?」

と割腹のいい肝っ玉母ちゃんのようなナースが多いこの病院は、みなさん気の良い人ばかりで、飲み会があれば「なんで来なかったのよー!」と誘われてもいないのに怒られるほどノリのいい人ばかり。

 

当然、ドクターも「念入りに調べてやるぞぉ、イヒヒ」とカリブの海賊ばりに、何かを企んでいる笑みを浮かべます。

 

検査準備として前の日から食事制限や下剤を服用し、当日はみなさんがニヤニヤしながら私をお出迎えをしてくれ、病室まで案内してくれました。

 

 

そして、2リッターくらいの下剤のボトルとおちょこのようなカップをひとつテーブルの上に置いて、

 

「とりあえず着替えて、この下剤を90分くらいで飲んでね」とのこと。

 

下剤は薄いポカリのような味で、おっきいボトルにちっちゃいカップで、ちびりちびりと手酌下剤。

 

演歌でも流れていれば、まさしく場末の酒場で飲んでる、一人下剤。

 

 

透明な水便になるまで、頑張ってー!と言われ、飲む、出す、飲む、出すを繰り返し。

 

 

ボトルが空になった頃を見計らって「んー、まあやってみっかー」と検査室へご案内。

 

検査室のベッドの周りには、一番の仲の良いお姉さま方が3、4人勢揃い。

 

 

内視鏡初めて?いやーん、バージン奪っちゃう〜。アハハハ」

 

 

検査室がドッカンドッカン、ウケている。

 

もはや検査室というよりは、バラエティ番組の観覧席。

豪快な笑い声に包まれて、雰囲気はすでに罰ゲーム前の芸人イジリのよう。

 

 

とりあえず私もこうなりゃと、冗談をかましアハハと笑いながら、半泣きでケツを出します。

 

 

そんなパリピ主催のイベント会場にドクターが登場し「おし、じゃあ始めよっか」と手袋をつけ注射をはじめます。

 

 

「まあ、そんな緊張しないで。そっとするから」

 

 

お願い、痛くしないで。

初めてなの。

大人の階段なの。

ドキドキするー!

 

ああ、まさかこんな思いを私が抱くとは。と考えてるうちに、挿すところにゼリーを塗られ、ぷすっといきます。

 

ニョロニョロって入っていく感覚があります。

 

 

うげー!なんかエイリアンがいる!腹の中に、うごめいている!

 

 

いろんな曲がり角や湾曲したカーブを巧みに曲げてカメラは入っていきます。

 

まさにリアル電流ビリビリ棒。

プレイヤーになるかもとは思っても、まさか自分が装置側になるとは思ってもみなかった。

 

全身麻酔でもないので、滅茶苦茶うごめいてる感を感じます。

 

カメラは一番奥までいれて、徐々に抜きながら検査していくそうで最初に一番奥までモゾモゾやられるのです。

 

 

うぉー!映画のエイリアンのように腹からひょっこりってならないよね?

 

私のなかに、絵本のはらぺこあおむしが動いてるー!(実際のカメラは細いのですが感覚的に)

 

 

「ほら見て見て!これが腸の中よー!」とナースさんがご丁寧にモニターで説明。

 

画面には腸のなかに黄色い糸クズのような、黄色い水のようなものが。

 

「この黄色いの!これこれ!これね!う○こ!アハハ」

 

 

ちょっと検査するの早かったかなー!と言いつつも、みんな私のう○こで大笑い。

 

なんか救われているような、泣きたいような、まあアットホームな雰囲気なのは間違い無い。

 

途中ドクターが

 

 

「あれー?ポリープあるねぇ。切っとこう。悪性かどうか検査に回すから」

 

 

と言って内視鏡カメラでポリープを切除、検査結果は後日となりました。

 

検査は15分くらいだと思います。

最後カメラが出る時に、本物のう○こ出たらどうしようと思いつつも無事に終了。

 

後日の検査結果は良性でしたが、私の父も大腸癌だったので定期的な検査が必要だねという診断を受けていたのでした。

 

あれから大腸カメラはやっていませんが、今はPET検査とかやるから、大腸がんとかあっても、それでもわかるのかなー?と思いつつ、でも、お尻の穴はもう勘弁だなーと願うのでした。

 

思い返すと今の闘病に至る色々伏線はあったんだねー。

今やっと伏線回収の時期になっているのかもしれん。

なかなか私のドラマ、よく出来てるじゃんねと神様が書いた脚本に感服するのでありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サウナで復活の狼煙をあげる

最近、流行のサウナ。

私の周りにもサウナに目覚めた同僚がいて、1年前の手術で仕事を休む前に

 

「入院する前に是非本当のサウナを体験してもらいたい!」

 

と休日にわざわざ私の近所にあるサウナを案内してくれ、サウナの入り方までレクチャーしてくれました。

言うなれば私のサウナ仲間でありサウナ師匠でありサウナ先輩でもあります。

 

サウナ先輩曰く、私が住んでいるエリアでのサウナは、ほぼ温泉や健康ランド系の入浴施設に併設されていて、サウナ単独施設というのはなさそうということで、記念すべき本格サウナ体験第1弾として、家から車で10分くらいの温泉で待ち合わせをし、私も温泉入浴セットを持参して参加しました。

 

私が住んでいるところは温泉が多く、家から車で5分から10分圏内で温泉施設がたくさんあるところ。

料金は時間無制限、温泉・サウナ込みで400円以内で収まる感じが相場です。

時間は朝5時から夜10時くらいまで。

田舎なので、そんなに混雑もせず結構のんびり入れちゃいます。

 

基本的なサウナの入りかたとしては、体を洗った後、サウナに入って6分から10分汗を出し、水風呂1分、外気浴5分の工程を1セットとして合計3セットを行うというものです。

 

サウナ先輩からは、水風呂に入った時15秒で冷たさを感じなくなる現象「天使の羽衣」、温度差と適度な休憩をして脳に酸素が回って、頭がスッキリする現象「整う」などサウナ単語を連発していただきながら汗だくでレクチャーしてくれました。

 

 

早いモノで、あの時からもうすぐ1年になろうとしています。

 

サウナ先輩からは病気が治ったら是非行きたいサウナがあるので合図してといわれていたので、手術1周年前祝&サウナ再デビューできるのか試すイベントを、まずは一人で開催してみました。

 

 

あの1年前と違うのは、薄くて白くなった髪の毛と運動不足になって脂肪が多くなった体と、左脇腹の手術痕、あと心臓の調子が若干変わったくらいです。

 

この時に備えて、心臓を診てくれている循環器科のドクターからサウナの許可は事前に取りました。ドクターの基本方針は、何でも我慢すりゃいいってもんじゃないということ。

 

運動もサウナも我慢しないで。我慢のストレスよりも無理せず実行して発散しましょう!というもので、ドクターの方針は私も大賛成です。

 

 

といいつつも、周りの皆様にはご迷惑をかけぬよう無理しないペースで進めます。

私も現在の体でサウナに入った場合どうなるのか、手探りですから。

 

結果、サウナ6分、水風呂1分、休憩5分の3セットを無事こなしサウナ再デビューは終了。

 

サウナ室に設置してあるモニターで観るクイズ番組で、解答をCM明けまで引っ張る見慣れている手法は、言い合わせたかのように私のサウナ室を出るタイミングを絶妙に引き伸ばしているようで若干殺意を抱きましたが、少しの雑学を汗だくで身につけることができました。

 

無理しない程度の熱さで過ごしていたからか、サウナ好きの総称「サウナー」がいう「整う」状態まではもっていかれませんでしたが、老廃物が汗で流せた感覚で毛穴の奥までスッキリ感。

 

久しぶりのサウナと温泉でしたが、体の見た目にも体調も特に変わりなく、日々の日常が徐々に戻ってきている感覚があります。

 

 

先週会議で一緒になった古株の先輩も乳がんになり、いまホルモン療法で治療中ということで薬を5年間飲み続けなきゃいけないしんどさや、がん患者あるあるを会議帰りの道中、おしゃべりしました。

 

その時の話でもでたのが、原因が病気なのか、更年期なのかはわからないけど、病気前のような仕事パフォーマンスが頭の回転も体の動きも、いまは出来ていないということ。そして、それはもうしょうがないよねということをお互い話しました。

 

 

ただ1年前とは世の中も働きかたも人の流れも、とりまく環境の全てが変わってしまいました。

 

これからの生き方や世の中の常識というものは以前通りとはいかないのであろうなと露天風呂から空を見上げて思いつつ来週にでる心臓モニター検査結果で異常がなければ、同僚が私と一緒に行くまで行かないと決めてもらってる、とっておきサウナを満喫したいと思います。

 

 

 

 

 

平穏な日々の大切さと想像を絶する努力

ホルター心電図といわれる24時間心拍を計測する装置をつけるため病院に。

 

サイボーグ手術みたいな感じなのかなとワクワク感。

 

ロボコップ(懐かしい)に憧れていたあの時期を思い出します。

 

ドキドキしながら検査室に入るも、胸にシールを貼って、チロルチョコくらいの機械を胸に貼られて、なんと終了。

 

あっけない!

 

このドキドキ感もう少し味わいたかった!

なんか、もうちょっと演出が欲しい。

 

検査しますといわれて、地下に入って、いっぱいのモニターがある薄暗い部屋で、電極をたくさんつけたドクロの形をイメージした、それはそれはザ・機械みたいな禍々しいものを取り付けるのかと思ったら、いまや医療の技術は進歩しているのでした。

 

電極のところはちょっと痒いなーと思いつつ、

注意書きには痒くなるかもしれないけど、触らないようにと私のようなフライング野郎をピシャリと押さえ込むところは流石です。

 

驚きはお風呂はNGだけど、シャワーOKだということ。

 

すごい。

 

体はゴシゴシ洗えなくても、頭を洗えることは、とてもポイントが高い。

 

 

あとは行動記録カードで何時何分に何をしていたかチェックをつける表を記入していきます。

 

仕事、食事、運動、歩行など細かい項目に分かれてはいますが、家事って項目がないんだなぁと思いました。主婦の方とか、家事やられている方は書きようないなぁと。

家事も大変なのになあ。

 

今日は在宅なので、あまり動かずほぼデスクワークになる予定。

自分的には最近、動悸も落ち着いているので、平穏なデスクワークとうららかな小春日和で、この心電図では異常は発見されないだろうと推測。

 

いざ検査ってなると不思議と症状出ない時あるよねーと思いつつ、今週末と来週頭には、恐ろしい重要会議が目白押しなので、そん時には別の意味で動悸が激しくなるかもしれないですけど。

 

 

そういえば最初心臓の症状が酷かった時、エコー検査をしながら若いドクターが

 

「池江選手、復活しましたよねー。すごいですよね」

 

っていう話題がでました。

 

「そうですよね。想像できないですよ。トレーニングの風景観てましたけど、抗がん剤やったあとに、あんな懸垂なんて絶対に無理」

と言っていたのが、先日なんと入賞までしちゃってオリンピック内定だなんて、もう超人。

 

復活したよねーから、オリンピック内定の期間、私何やってたんだろうと自分の進歩のなさにトホホとなりつつ、池江選手本当によかったなあとしみじみ思うのでありました。

 

まだ若いですしね。

人生楽しんでもらいたいです。

 

 

最近、努力が報われるニュースが多くてとても嬉しい。

 

草彅さんのアカデミー賞受賞や、大谷選手の復活、有吉さんの結婚まで。

 

成功の裏には、幾多の青筋を立てながら歯を食いしばっている場面をくぐり抜けてきたからこそのストーリーがあるのでしょう。

その一方で同じように努力して報われない結果になる人もいるのも事実。

 

とりあえず私は、目指せ、あしたのジョー

真っ白になるまで自分を出し切れれば、あとはもうしょうがない。

いままでを振り返った時に自分に笑えれば、それで満足です。

 

ホルター心電図は24時間過ぎたら取れるそうで、それもあっという間で終わるみたい。

とりあえず、これからお昼食べて、夕方まで仕事して、カレー作って、食べて寝る予定です。

 

さぁ、どうなる?

どうなる?どうなる?

 

 

 

 

 

頭の使い方

春ですね。

 

春ってーと、新卒とか、新生活とか、転勤とか新しいスタートを切る人だったり。

過ごしやすい天気になったので、いっちょ新しい事にチャレンジするかーだったり。

色々と何かに打ち込む絶好の機会だと思うんですよ。


そんな絶好のチャンスを目の前にしてですね。

踏み出せない自分がいるんですよね。

 

 

腹いっぱい食べた後にアイス頼んだら「今なら3種類のトリプルまで無料でーす」と悪魔の誘いに応えるか悩んでるくらいなんですよね。

 

旅行先の夕食前に旅館に帰る途中で見つけた蒸したての温泉まんじゅうとみたらし・胡麻・餡子の三色団子を食べるか悩むくらいなんですよね。

 

フルーツと生クリームたっぷりのパンケーキと新鮮リンゴを使用した焼きたてアップルパイにトッピングでバニラアイスをオーダーするか悩んでるくらいなんですよね。

 

それくらい躊躇してしまう自分がいるのです。

 

 

なぜか。

 

 

私、いま全然集中力ないんですよ。

 

 

前から集中力あったとは、おこがましくて言わないですよ。

まあ、しいて言うなら

 

初代ファミコンの初代マリオブラザーズで130ステージまでやり続けたり。

兄所蔵の漫画「キャッツ・アイ」を兄が寝ている隙をみて全巻読破したり。

散髪屋に置いてある漫画「こち亀」全巻を待ち時間で読破を試したり。

 

まあ、若い時はこれぐらいですよ。

人並みの集中力か、中の下くらいですかね。

これぐらいはやってこれたわけですよ。

 

ところがですよ。

 

最近、年のせいなのか。

副作用のせいなのか。

やる気のせいなのか。

 

 

全然、集中力が続かない。

 

 

もう2時間の映画とか結構ヤバいです。

1時間ドラマでも危ういもんです。

朝ドラ15分くらいが、とても心地よいくらいです。

 

小説とか、もうすでに読んでる途中で遭難しているの2冊あります。

せっかくブックオフで買ったのに。

せっかく好きな三浦しをんを安値で買ったのに。

 

宮崎あおい松田龍平の映画「舟を編む」を観たいがために、原作本を買ってみたものの、好きな三浦しをん著ですら、あえなく遭難。

以前は読了までぶっ続けで読んだ町田康著の本に至っては、1ページも開いていません。

 

もはや本を開かなくなって2週間。

すでに私の頭のなかでは、主人公の名前すらおぼろげになっています。

 

 

なんか調子が狂うのです。

花粉症でもないのに。

お腹空いてるでもないのに。

なんか集中することができません。

 

抗がん剤治療の副作用とか、春だからとか、原因逃れする理由には事欠かないですが、単なる歳のせいなのか。はたまたやる気のせいなのか。

まだボケるには早いのですが。

若年性なのかしらん。

 

とりあえず、むふんと鼻息を鳴らして仕事をするのですが2時間の会議も途中でヘナヘナになって、上の空状態の時も出てきたり。

 

これはマズいと思って睡眠が重要と寝てみても、あまり変化がみえません。

むしろ以前は6時間睡眠だったのが、いまではぐっすり7時間睡眠。

抗がん剤治療中は夜中必ず起きていたのに今では5分で寝落ち、朝まで快眠。

しかし眠くなくても、集中力は続きません。

 

どーしたものか。

 

まずはブログを書いて集中力を高めようと思って、コレ書いてます。

書き終わったらご褒美に頂いた「桜チョコ(餅入り)」をいただきます。

 

願いを叶えるコーン茶

コーン茶って知ってます?

 

 

私はいま、コーン茶を飲みながらこのブログを書いています。

 

病気になってから、無性に体を温めたくなる衝動にかられ、昔はやれビールだ、コーラだと炭酸、冷たい飲み物大好き、プハーッとしようぜ!だったのですが、いまや縁側に湯飲みを両手に空を眺めるオジイ様くらい温かい物好きに。

 

朝起きて熱いコーヒーを飲み、熱い茶を飲み、温かい湯船につかり、温かい白湯を飲み、温かい布団にこもるという、もう体が常時ポカポカなわけですよ。

 

体温上げると体にもいいとは何かで見ましたが、これで基礎体温が上がってもおかしくはないくらい湯を飲んでます。

なんか冷たいモノよりは温かいモノのほうが体に良さそう。

結果、免疫あがっていくのかな?

 

とりあえず身体中の細胞が、温かい環境に活性化して喜んでいるに違いない。

 

さあ、みなぎる生命力。

 

細胞たちよ、活躍しちゃってくださいませー!

 

 

 

ついでに脂肪も燃やしていただいて。

 

ついでに悪い細胞も燃やしていただいて。

 

ついでに金運もアップしていただいて。

 

ついでにPS5も当てていただいて。

 

ついでに明日も良い日であるように。

 

 

 

頑張れ自分の細胞。こんなご主人様で申し訳ない。 

 

私の細胞ブラックばりに大忙しです。

 

 

かといって、お飲み物メニューもワンパターンだと飽きてしまうので、普段飲むモノ以外に何が良いのかーと思い悩んで、みつけました。

 

 

コーン茶

 

 

わかる人はわかるんでしょうけど、私は初耳なお茶でした。

 

出会いはドラマ「カルテット」でお茶を飲むシーンに度々登場。

緑茶やコーヒーや紅茶じゃなく、コーン茶

 

やー、このチョイス!センスだよねー!最高だよねー!

どんな味か気になりますっ!

 

飲んでみると麦茶でもない、そば茶でもない、ほんのり自然の甘さを感じる微妙なニュアンスのお茶。

それがコーン茶

 

いい。

このお邪魔しまーす。くらいの自己主張のなさがいい。

 

もうコーラとか、カルフォルニア産地直送ジュースとかグアテマラ産コーヒーとか、もうアピールすごいから。

 

オラオラ感がね。

わー、やっぱ外国産だねー。

自己主張強めだよねー。

「オレ、ヤッテヤリマシタカラー」って言ってそうだよねー。

俺見てくれって感じだよねー。

 

一方、コーン茶のたたずまい。

すいませーん、ここにいるよーくらい。

いい。

寄り添うなら、これくらいの距離感がいい。

 

で、コーン茶の発祥地みたら、韓国なんすね。

えー知らなかったー!

 

韓国の方、なんかスタイルいいイメージがあります。

すげー色白いイメージあります。

筋肉バキバキのイメージあります。

めっちゃ足長いイメージあります。

お肌ツルツルのイメージあります。

 

やべー、どーしよー。

ああなっちゃったら、どーしよー!

 

って思いながら、浮き輪になった腹をつまんで低反発を楽しみつつ、お菓子(今日は黒糖かりんとう太め)とコーン茶、今日も飲んでます。