秋の対局
ううう、やっと辿り着きました「はてなブログ」。
ジェットコースターのようなアップダウンが激しい仕事の激増で、なかなか遊びに来れる余裕もなく・・なーんて言い訳をブツブツ言いながらチョコパイ秋の新味「栗味」を堪能し、んー私的にはもう少しモンブラン感があっても良しと録画していた朝ドラ「らんまん」を見ながらお菓子批評していたくらい実は元気な私です。
みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?
先日は逆流性食道炎の薬が切れる頃、今後の診断・検査予定を決めるため久々に病院へ行くことがあり、「ああ、懐かしい」と思えるくらい病院とは疎遠になりました。
さっそくドクターと面会し、問診が始まります。
「最近どうですか?」と担当が変わったばかりの若いドクターが優しく質問。
「絶好調です。充電満タンです」
と年甲斐もなく胸をはる50のジジイ。
しかし、実は元気そうにするには理由があります。
その理由とは、ここの病院の胃カメラ検査はとてもツラい。
文句言うわけではないのですが、他の病院でやった胃カメラと比べて、通っている今の病院は苦しみが軽い鼻から胃カメラはやっておらず、しかも「ごめんね、ごめんねー」と言いながら、ちっとも「ごめん」を感じさせないくらいに胃カメラをグイグイいれてくる、なかなか体育会系の病院なわけです。
なので、できることなら胃カメラ検査を免れたいという、よこしまな願望が渦巻くジジイと、職務に忠実で前途洋々な将来のスーパードクター候補生との緻密な心理戦が交錯する対局となったのでした。
ドクターは「んーそうですね。前回はね、重症までのレベルではなかったんですよね。まぁ、レベル7段階からだとするとレベル2か3程度までの進行具合だったんで」と務めて冷静にPCを見ながら、これまでの診察を振り返ります。
「あ、でももう全然元気で」
と必死に食い下がる私。
「1回見てみて経過を…」
と言い出したドクターに
「もう、昨日なんて天丼食べるくらい元気になっちゃって」とドクターが喋ってる途中でも食い気味に畳み掛ける私。
秘技「自分に都合の悪いことは聞こえない戦法」
反論の時間も与えずグイグイこちらのペースで話すこの戦法は人生を長く生きてきて培った傲慢と我儘なジジイならではの戦法であります。
「なんか全然症状なくなったんですよねー」
とワントーン高い声で私も必死のアピールです。
一瞬、静まり返る診察室。
時計の秒針が刻む音だけがお互い次の一手を考えるカウントダウンに聞こえます。
「では…」と口火をきるドクター。
ゴクリと息の飲み次の一手をうかがう私。
「もう少し様子見てみましょうか?」とドクター。
ビンゴーーーーーーー!!!!!
引き出しました!やりました、私!
名探偵コナン君が容疑者に「私がやりました」と言わせたくらいの充実感。
冷静に考えれば、結局それほど症状は大したことがないという訳で、逆に検査まで考えてくれるドクターは私より私の体を心配してくれてる訳でしてホント感謝です。
私からはとりあえず薬も休んでみて自分の体がどう反応するのか実験してみたい、じゃないといつまで経っても薬から卒業できないし、辞めどきもわかんないからというリクエストをさせていただき、もし、なんかあったら連絡するんでということで了承いただきました。
診察料も450円で終了。
薬代もなし。
次回は12月。
とりあえず何も症状はなくて診療室を去る時に「メリークリスマス」って洋画チックに言って出ることが目標です。