がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

3ヶ月後のカフェで何を思うのか

 

 

今日は3ヶ月ごとの「がんの定期検診」の日。

 

 

久しぶりの病院です。メニューは採血&レントゲン。

 

細い血管になってしまった腕のいつもの採血スポット探しをナースさんと共に探索します。

 

「左腕に良きスポットが、あると言われてまして」と以前どんな細い血管でも採血スポットを探し当てるシャーマンナースから伝授されたスポットをご紹介。

 

ナースさんが腕を指でプニプニしながら

「・・・あー、奥にありそうですねー。やってみましょう」と注射器を構えます。

 

ということで、第1ゲーム開始。ぷすっ。

 

二人で動向を見守りますが、一向に血が入ってくる気配なし。

 

「んー、ずっとこのままだと痛いと思うので一旦抜きますね」

 

ふーっ。緊張が解けます。

 

「いやー、なんかすいません」

「いやいや、こちらこそすいません」

 

とお決まりのやり取りをして、いざ第2ゲーム。

 

「ちょっと右腕みせてもらっていいですか?」とナース。

 

右腕をプニプニしながら「ややっ、真ん中にありそうですね」と新たなスポットを感知。

 

「いざ!」

「いざ!」

ぷすり。数秒後、血が流れてきました。

 

「よかったー!」

「おおーありがとうございます。新規開拓ありがとうございます。ナイスー」

カーリング女子を見習って笑顔でハイタッチ。

 

二人で新たな採血スポット発見を素直に喜びます。

これで左右ともスポットをゲットしました。

今後も起こりうるかもしれない採血、点滴に備え、大いに喜ばしいニュースです。

 

ドクターとも3ヶ月ぶり。

私からは特に大きな自覚症状はないということを伝えます。

 

「太ったかな?」とドクター。

「ギクっ。ほら、正月太りなんですよねー」と必死に弁明する私。

「もう3月なりますよ」と的確なツッコミをするドクター。さすが冷静沈着。

「雪解けしたら筋トレしますから。もう次会う時、バキバキですから」

「いや、あんまり変わりすぎても体に悪いんで。これ以上でなければ大丈夫」

 

いやーん、そんな優しい言葉かけられたら「まだ大丈夫」と思って、またスイーツを食べてしまうではないですか。

 

「レントゲンも問題ないですね。血液も問題なし。腫瘍マーカーも正常です。次は3ヶ月後の6月ですね。次で2年経つので、PET検査しましょう。大学病院のPETは性能いいので、次回はそっちにしましょう」

 

と初の大学病院PET検査。

おおー、これは初体験。楽しみですね。大学はドトールもあるし。検査後カフェラテ飲めるじゃーん。

 

じゃあ、また3ヶ月後ということで今回も終了です。

次来るときは、桜も散って初夏かぁーと外の雪がチラつく風景を見ながら思いました。

日本も世界も、その頃どうなってんだろう。

いつもの明日が来る可能性が、色々な理由で昔より当たり前でなくなってきた感があるのも、正直ぬぐえない。

 

今をエンジョイ、自分。と言い聞かせます。