相変わらずテレビでは例の話題。
暗い話ばかりで、せっかくのお休みも風がピューピューの低気圧、お店の臨時休業、予防のための公共施設の閉館ばかりで行くところもなく。
「んー、どうしたものか」とYoutubeで「あなたにオススメ」の動画をフリック、フリック。
ふとある動画に目が止まります。
最近よく観るお料理動画につられてオススメに出てきたに違いない。
出来上がりの完成から匂いまでこっちまで伝わってきそうな出来上がり。
「そうだ、パンを焼こう」
人生初挑戦。目指せ、誰もが憧れるパン屋のいい匂い。
魔女のキキが勤めていたパン屋のご主人のように両手でパン生地をふりかざそう!
というわけで、私、パン作りに挑戦です。
どれどれと動画をチェック。どうやら、あまりこねなくても時間を置いて発酵を促す「オーバーナイト法」というやり方で、カンパーニュというハードタイプのパンができあがるそうです。
おっしゃー!と、強力粉とドライイーストを購入。
工程は
1:粉を混ぜる
2:こねる。
3;冷蔵庫で12時間放置。時々、こねる。
4;常温で4時間放置。
5:焼いて、完成。
あら、意外と簡単。
こねるのも、あんまり時間かけなくても出来るよって言ってる。
おっしゃー!と作業開始。
初めてづくしなので、計量しながらも加減がわからないながら無事完成。
あ、完成したパンの写真撮るの忘れました。
気になる出来上がりはクープっていう、フランスパンとかカンパーニュによくある切れ込みがうまくいかなくて、
これって隕石?みたいな
これってドラクエのバクダン岩?みたいな、できあがりになりました。
でもまあ、お味は家族にもなかなか好評です。
妻は会社の人に「うちの人、とうとうパンまで作り始めた」と逐一、報告してるようでリアルクッキングパパになりつつある私。
自己採点で今回は60点。
2回目は週半ばに作り始めて、週末のお休みのブレックファーストは念願のパンの匂いに包まれながらのフランスパンと洒落込む予定です。
パンといえば20年も前の話ですが、ロシアに4年ほど仕事で暮らしたことがありまして。
ロシアで食べたパンも硬かったなーと思い出しました。
今、色々と大変になってますね。
ロシア人ってクールっていうか、冷静っていうか、そんなイメージ強くないですか?
実際はまったく真逆で陽気でみんなお人好し。
まあモスクワの都会から離れた田舎町(それでも人口70万人の町)でしたが、買い物しようとしてお目当てのお店が臨時休業になっているのを見て「あらー、どうしよっかなー」と佇んでいたら、普通に通りすがる人たちが
「このお店、今日休みだよー」とか
「明日だったらやってると思うよー」とか
「突然休みって困るよね。わかるー」とか
などなど、アジアからやってきた、初対面のしがない青年(当時)に話かけてきてくれてました。
こんなことって、もはや日本の田舎でも無くなりつつあるのに。
ほんとに、みんなフレンドリー。
映画のロッキー4で観た冷酷無比の敵役ドラゴや、アメリカの敵役として散々悪役として演じられていたロシア人は、あくまでも映画メディアの影響だったとつくづく思い知らされました。
ロシアのイメージ、これ以上悪くならなければいいなあ。