がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

私の心はキタノブルー。

 

 

今日、会社に舌がんで手術して療養中のイケメン男子(32歳)が訪問してきました。

会社に傷病手当の手続きと自身の今後について人事担当と話をしにきたらしく、ビシッとスーツで登場。

 

なんなんだ。

この手術後とは思えないキラキラ感。

下手したら彼の周りに光り輝く七色のレインボーオーラが見えるほど。

 

キラキラしてます。笑顔ふりまいています。悲壮感ゼロ。

まぶしい。まぶし過ぎる。

 

腫瘍摘出手術で舌の3分の2を切除しながらも、リンパ転移が認められたということでステージ3の称号をもらったそうで。

 

「えへへ。一緒だね」

 

と、放課後の高校生ばりに肩寄せ合う二人。

 

 

術後の首に大きな絆創膏、抗がん剤はしないとのドクター判断で、髪はフサフサ。

以前のようなウェーブがかかったヘアースタイルは健在。

いいなあ。若いなあ。

 

喋っている時、唾液が自然に吸えないとのことで会話途中途中で、唾液を飲み込む場面はあるけれど、今のご時世でマスクもしてるので違和感も不快感もなく、しかも喋れてるし。

聞き取れるし。

 

 

すげーな。よくまあ、ここまで回復したもんだ。

不安に過ごしたきたであろう奥様とお子さん達の笑顔が目に浮かぶ。

本当によかった。

 

来年早々、復帰するとのことで、手術から4ヶ月間。療養お疲れ様でした。

一緒にゆっくりやろうぜ、ブラザー。

 

やっぱり根っからのポジティブ人間は回復が早いかも知れんと思いつつ、根っからのネガティブ人間の私は、自分の近況を振り返ります。

 

仕事も12月ということもあり色々な案件が飛び込んでくるようになりつつ、以前のように気分が落ち込んでいないのは、自分にプレッシャーをかけられる場面や言葉に遭遇することが極端に減ったこともあるのでしょう。

 

まあ、この歳になって怒られるのが怖いとか、詰められるのが怖いとか、何を子供みたいなと思うのですが、私的には肉体的苦痛は我慢できても精神的苦痛が耐えられない性格なので恫喝やグイグイ詰められると鬱々と思い込んでしまうのです。

 

まあ怒られるのが好きな人は、そうそういないと思いますけど。

 

自分は成長のために怒られてるんだー、これを糧に頑張れ自分!となかなか思えないだけですね。どっぷりダメな自分をひたすら自分で罵倒する思い込み型なんですよ。ぴえん。

 

幼い頃は風邪でもないのに38度以上の高熱と嘔吐を繰り返し、診断はきまって「自家中毒」。精神的緊張からくる症状らしく、別に家でどうのこうのあるわけではないのですが、幼いながらのアンテナに何かひっかかるものがあったんでしょうね。

 

なのでたまに、父と母が言い合いしている場面に出くわすと、オエッ。となってしまうわけで、怒りの感情を言葉に乗っけて訴えかけられるのはちょっと苦手です。

あ、でも「アウトレイジ」や北野武映画は大好き。何だこのヤロー。

殿、尊敬してます。

 

基本的に平和万歳。LOVE&PEACE。

平和主義なのに今まで剣を片手に冒険に出かけてモンスターと戦ってきたのですから、そりゃあイビツな生活です。オーガニックな企業戦士、環境に優しすぎます。

 

まあでも、ここまでレベルアップできたのも酸いも甘いも嚙み分けた冒険のおかげでもあるので、人生適度なバランスが大事ですね。

 

そういえば最近見る本とか映画とかで、やたら「人生を楽しもう」という台詞を耳にしてます。

OK、OKだよ、守護霊さん。もう啓示はバッチリ伝わってっから。

オレのアンテナにビンビン受信しちゃってっから。

 

とりあえず人生楽しむため、北野武監督作品「BROTHER」でテンションあげてきます。

「ファッキンジャップくらいわかんだよ、バカヤロー」