がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

親もはじまるドキドキの新生活

息子の大学入学ガイダンスが今週、来週が引っ越しということでバタバタと切符やらの手配をおこないます。

電車から乗り継ぐ新幹線から、泊まるホテルまで。

以前同僚が「お父ちゃんって遠出するってなると手配から何から添乗員みたいに準備しなきゃいけないっすよねー」と言ってたのを思い出します。


うむむ確かに。


振り返ると今までの旅行の手配はすべて私がやっていた。
まあ、家族それぞれなんでしょうけどね。
慣れてる人がやればいい。

以前、仕事で出張手配もやっていた経験からバシバシ自作の行程表に分単位で予定を入れ込んでいきます。

さながら旅行代理店の旅行工程表のような出来。
空き時間に立ち寄れるおススメスポットや行程の注意点が満載。


息子が小さい頃、サッカーの遠征試合で遠出することとなり妻とママ友が一緒に同行した時、同じように行程表を渡したら、ママ友たちが驚いてたと伝え聞きました。

まあ、これがないと「次はどこに行けばいいのか?間に合うのか?」といちいち聞いてくるので作ってるだけなんですが、私も性格的に予定がはっきりわかっていると安心するタチでお互いにメリットがあるのでいつも作成してます。

ただすっかり切符手配が遅れて今のタイミングになってしまい、早割やらなんやらの恩恵は難しくなってしまった。情報弱者と忘れん坊は損をする世の中です。


夜、息子が明日、私のGジャンを貸してくれとの申し出がありました。

以前、寒いからと貸したのがお気に入りとなったよう。



「この下になにを着ればいいのかな」と洒落っ気づいた息子が言います。

「デートですな?」と問うと

「デートなのです」と胸を張って息子が言う。


では、これでも着たまえと白い襟付きシャツも渡し、襟付きシャツを持ってないと驚きの事実を言いのける息子へ「高いブランドのやつだけど、君に進呈しよう」とプレゼントしました。

息子は「あざーす」と感謝のかけらもない軽いノリで、そそくさと自分の部屋へ持って行きました。
つーか、私と服の回し着ができる体型になったという事実が、すごい。


食って寝てりゃあ、子は育つ。


あと数日でこの家から息子がいなくなるという事実もまだ実感が湧かない。


とりあえず妻は息子がいなくなったら夕食も遅くなってもいいし、次の日の弁当もないので夜ウォーキングしようと言ってます。

あの妻が夜にウォーキング?

それもまた、実感が湧かない。