がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

もはや、借りぐらしではない。

みなさんの家にアリエッティは、いますか?

アリエッティをご存知ない方に簡単なご説明を。
ジブリ作品で「借りぐらしのアリエッティ」という作品があります。
アリエッティはパパ、ママ、一人娘のアリエッティの三人家族。三人は小人で、普通に暮らす人間の家に居候して、色々な人間のものを借りてきては日々を過ごすという映画です。
普通の人間にとっては小さなティースプーンも、彼女たちからすれば大きな銀の橋です。
角砂糖やマッチ針、両面テープなど色々な物を借りて過ごす。
そんなファンタジーあふれる、素敵な映画。

その映画に出ているアリエッエィが、うちにいるのです。

本当です。

だって、昨日買ってきたコンビニスイーツがなくなっているんですから。
3個入りを私と妻が食べて残りを明日食べようと楽しみに、楽しみに置いておいたのに、次の日きれいさっぱりなくなっているんですから。

こりゃあ、大胆不敵なアリエッティです。

ちなみにこれ1回ではありません。かなりの頻度で借りぐらしってます。
しかもスイーツに出没頻度が高いです。
大きな1個だけのスイーツだと頻度が少ないですが、数があるミニシューとかミニエクレアとかだと、かなりの頻度で現れます。
5個あったエクレアが翌朝1個だけの時もありました。

しかも何故か私が買ってきたスイーツだけ、借りぐらしってるのです。
妻が買ってきたスイーツには、うちのアリエッティは興味は示さず、無事に妻は食べているのです。

季節によって頻度も変わります。
妻の健康診断時期の春とか秋になると出没頻度が下がります。
妻と一緒に観ているTVでダイエット企画が入ると、しばらく現れません。
でも数日経つと、相変わらずの頻度で借りぐらします。

最近、アリエッティも義理堅くなってきたのか、無くなったはずのスイーツの代わりに新しいスイーツが入ってる時が多くなってきました。
あんな小人なのに、こんな大きなスイーツを運んでくるなんてさぞかし重労働だったと思われます。しかもコンビニから買ってくるなんて!

新しいスイーツは妻が「せっかくですから半分こ、しましょう」と私と妻で半分ずついただきます。
失くなった丸々スイーツ1個がアリエッティ、新しいスイーツ半分が妻と私。
しばらくこの状態が続きます。

妻と私よりも小人のアリエッティが一番食べてます。大食いなんですね。アリエッティ
もはや借りぐらしといえないぐらい、大胆になっていきます。
どうなっていくんだろう、うちのアリエッティ


スイーツがなくなった日、たまに妻に聞いてみます。
アリエッティ、また食べたのかなぁ」と。

妻は言います。
「そうだねぇ。食べたのかもしれないねぇ」

アリエッティ、本当にいるんだねぇ」

「そうだねぇ。隠れているんだねぇ」

そろそろアリエッティが自白することを待ち望んでいるのですが、その様子はありません。
今度は刑事モノの映画に切り替えて追い込んでみたいと思います。