がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

彼らの囁き声が聞こえますか?

人間何十年もやっていると体のあちこちにガタがきます。

やれ、肩が凝って首まわんねー、だの
やれ、腰が痛くて歩けねー、だの
やれ、肩があがんなくて洗濯物干せねー、だの。

体のあちこちに痛みや軋みが発生して、ウンウン唸りながらも、今日も朝起きて、日常で色々なことが起きて、ヘトヘトに帰って、バタンキューするわけです。

がんになって変わったこと。

それは何事も、これって「がんが原因?転移?」って思うことです。

肩が痛い→鎖骨リンパに転移?
腰が痛い→内臓系に転移?
肩が痛い→単純に五十肩です。

私は転移ウエルカムなので、このような症状が出るとウキウキしますが、本気でがんと闘っている方は気が気でないでしょうし、ストレスも相当だと思います。

色々な症状が出ても「この程度で、また病院行くのもなあ」と相談するのを躊躇するのも事実ですし、たしかに頻繁に来られてもお医者さまも迷惑でしょう。ただ重要な前兆をスルーして、
「なんでもっと早く来なかったの!」と怒られるパターンもしばしばあると思われます。

この相談するかしないか判断ラインが悩ましいところですね。
調べてみると転移の前兆は咳からはじまり、肩こり、動悸、骨の痛みなど書いてますが、

それって
毎日症状ありますけどー!日頃から感じてますけどー!

という軽い不調から、重症なものは

血を吐く、血のうんこが出る、血の・・・

血ばっかりになってしまいました。恐るべし想像スプラッターホラー。
このように重症な前兆であればさすがに病院に駆け込むわけですが、ここまでなる前に対処するのが普通でしょうから軽度の前兆でわかる人は実際いないんだろうなと。

私なりに思うのは、なんだかんだでストレスは体に悪そうだなというのは感じました。
人間生きてれば、仕事、家庭、子育て、家庭環境、勉強、進学などなどなど、ストレスまみれになりながら過ごしてるわけで、ストレス体制というか許容量も人それぞれに決まっていて容量超えちゃうと体に色々な形で出ちゃうのかなーと今は思っています。

この許容量は生まれながらのものなので、精神的に弱いとか、気合が足りん、とかのレベルではないので、もうしょうがないのです。という私の仮説です。

だから今前向きに戦っている皆様、どうかあまり気にせず。っていっても気にしちゃいますよね。まあ、できるだけストレスフリーに。

あ、私ですか?
私は頭が痛いと「とうとう脳に転移きたー!」とか肩こりになると「鎖骨リンパ腺きたー!」とかなって、

前兆→転移→退職→予定なし→悠々自適、治療生活→結果悪くても、まあやむなし

と思うのですが、残念ながら翌日には治っています。
これもストレスフリーの結果なのでしょうか。