地下に続く階段を下って、いざPET検査へ。
いつものPET検査をする病院の流れであれば
1:事務員さんの軽いQ&A
2:ロッカールームで着替え&ペットボトルの水サービス
3:注射
4:6人部屋でカーテン仕切りのリクリニングチェアでまったり
5:トイレ
6:PET検査
7:またまたリクライニングチェアでまったり
8:終了・精算
ですが、そこは大学病院。
ちゃんとしたナースさんが来てQ&A。
「念のためにお聞きしますが、朝ごはん食べてきてませんかー?」
「はい。大丈夫です。おかげさまです」
「恐縮ではございますが、ペットボトルの水、買ってきましたかー?」
「はい。大丈夫です。お世話さまです」
やたらと言い方の物腰が柔らかいナースさんで、逆にいちいち恐縮して変な日本語で答える私。
「じゃあ、こちらで着替えていただいて」と案内されたのが、個室の病室を改造したお部屋。
バス、トイレ完備。空調完備。ナースコール完備。
ベッドの代わりに場違いなリクライニングチェアが1脚。
わお。なんかシュールな光景。
「お薬に放射線が微量に入っているので、トイレを流す時は蓋を閉めてください。流すボタンはトイレじゃなくて病室にあるので」
と、ナースが案内した病室の壁に不自然な形で「流す」ボタンがついてます。
おおー。なんか、初めて見た。
これまた、なかなかシュール。
この部屋、現代アートみたいだなぁと、ひとしきり感心。
1時間まったりして薬を体に行き渡らせた後、いざPET検査。正味20分くらい。
検査後は、じゃあ着替えて、今日は終わりということで、こちらの病院ではアフターまったりタイムはないようでした。
1週間後、いつもの病院でPET検査の結果報告を受けます。
主治医のドクターに「ご無沙汰です」と挨拶して、いざ検診。
「なにか気になる症状、ありますか?」
「そんな気になる程でもないんですけど。大したことじゃないんですけど。まあ、しいていえば最近、胸焼けしますね。寝てると、胸焼けでよく目が覚めます。食べ過ぎですかね?ヘヘッ、アハハ」と現状報告。
ドクターの目がキラリと光って
「やっぱり」
え!?なんか、やべー展開ですかね?
「そーじゃないかと思ってたんだよ」
え!?地雷踏んだ?やっちまいました、私?
「でもまあ、結論から言うとPETでは異常はなしです。血液も正常、腫瘍マーカーも正常です」
「あ、そうっすか。じゃあ、なんで・・・」
「でも食道のところね、ちょっと形おかしいよね。薄く曇ってるね」
「あ、そうなんすか」
「大したことないと思うけど。ま、気になるなら内科、紹介するから。今日時間ある?」
「あ、はい」
ということで内科を受診。
ドクターとの問診で「がんの定期検診から、いらっしゃったんですねー」と言われた瞬間に
「胃カメラ、やります」とバッサリ。
というわけで1週間後、胃カメラで原因究明です。
久しぶりの胃カメラ。
鼻からかな。口からかな。
とりあえず、あんまりいい思い出はないなぁ。
ま、最近やってなかったらラッキーってことで調べてもらいましょー。