がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

人生ゲームとは、よくいったもんだ。

がんは個人差がある病気。
ステージごとの5年生存率、抗がん剤の副作用、がん治療の経過など統計的データはありますが、これはあくまでも目安。
お医者さまにも本人にも、今後どうなるかは神のみぞ知るです。

末期といわれて何年も元気にしている人。

がんの副作用が全く出ない人。

またはその真逆の症状で苦しんでいる人。

世の中では普通に道路を歩いていても突然のハプニングが襲うサバイバル世界。
がんになったことである程度の余命や運命を予想はしますが、結局毎日「日常」というカードの山をめくってハプニングカードをめくるか、めくらないかの日々を過ごしています。
まったく運命というカードゲームは運任せの先が読めないモノなんですね。

そんな中。
どうせ人生は運任せなら、がんになったことで余命残りのラッキー運で宝くじ当たるんじゃね理論に到達しました。

 

え?前回ブログで、贅沢なんか興味ないって言ってたじゃんて?

え?悟り開いたって言ってたじゃんて?

まあ、お金はいくらあっても邪魔にならないしねえ、結局。ニヤリ。

とりあえず一攫千金とちょっとのワクワク感を日常に取り入れるために宝くじを購入する計画を立ち上げました。
人間の運がそれぞれひとりづつに一定の量があるなら、がんになったことで余命が短くなり、もしかしたら通常の人よりも運が余っているかもしれないと仮説を立てたわけです。

あと余命2、3年くらいだけどー、残った運清算するんで、まあこれで夢見てよとか、

まあ当ててあげるんで、人生捨てたもんじゃないって思ってよとか、

神様ジャッジが下されるのを大いに期待するわけです。
なんかいつもより当たる気がしてハンパありません。

といいつつも自分の中では、宝くじが当たる可能性は激烈に低いことを知っていることも事実。ここはシビアにジャンボ系の大型宝くじを連番5枚、バラ5枚の合計3千円で勝負です。

どうしよう、当たったら。

宝くじを買った人だれもが妄想する当選の瞬間を夢見心地で楽しみます。

当選発表日。

結果、300円当たり。

はい。現実きたー。やっぱ、そうだよねー。
この話を同じがんを患っている方へ話すと、どうやらその人も宝くじ10万円分を購入したとのこと。結果はというと、やはり現実は厳しいという結論で双方達しました。

人生ゲームの大逆転はならず。
今日もまじめに人生ゲームのルーレットを回し、カードの山をドキドキしながらめくるのです。