マヨヌードルを知っていますか?
映画「恋愛寫眞」(2003年公開)に登場する食べ物です。
広末涼子さん演じるヒロインが寝起きに日清のカップヌードルにお湯を入れ、出来上がったカップヌードルの上にこれでもか!とマヨネーズを回し入れるハイパー背徳感満載フード。
若かりし頃、試しに食べてみると、なるほど。食えないことはない。
だけどクセになるほど食べたいかと聞かれると、うーんと唸ってしまう。
そんな私も、もはやアラフィフ。
そんなハイパー級のパンチを喰らったら、完治するまで一体何日かかるのやらという体になってしまう。
そこで在宅ワークをいいことに昼飯は簡単かつオリジナリティ溢れるものを食そう企画として立ち上げ、冷蔵庫の中を物色。
私がかかっている「がん」のいいところは食事制限がないことです。
経過観察中だろうが、入院中だろうが好きなものが食べれる。これは食べること大好きな私にとって嬉しいニュースのひとつ。
飯ものと麺もの、どちらにしようかと悩んでいると、先日サンラータン麺という酸っぱいラーメンを無性に食べたくなり、鶏がらスープの素と昆布茶をブレンドしたお湯に酢とラー油と胡椒をこれでもかとぶっかけ、そのスープにごま油で炒めたキクラゲ・人参と3食分入り120円の中華麺をぶちこんで食べた時(自分の名誉のためにいいますが、美味しかったですよ)の麺が余っていたので、本日は麺と決定しました。
しかしスープをまた1から作るのは面倒くさいし、企画内容とはずれる。
戸棚をゴソゴソ探していると、永谷園のお茶漬けを発見。
よし。本日はこれでいこう。
さっそく麺を茹で、お茶漬けを溶かしたお湯に麺をダイブ。白胡椒をふって完成。
早い。
麺が茹で上がる1分30秒で出来上がり。
麺を茹でる面倒臭さはあるけど、インスタントより罪悪感はなぜか少ない。
いつものお茶漬けの香りが鼻腔をくすぐります。
んー、なんかイケそうだぞ。
さっそく実食。ずるずる。
麺にスープが絡まないが、塩ちゃんこの締めラーメンのようで、なかなかウマイ。
これはこれでアリだろうと決定し、再登板を予感させました。
食事は3分で終了。
作って、食べて4分30秒。
今流行している丁寧な暮らしブームに逆らう一品。
でも、これで結構満足な自分がいる。
原価はお茶漬けと麺で56円。
コスパ良し。
今度は梅干しをいれてみよう。