がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

夢の国マジック

スーパーマーケット大好きです。

自宅療養中やリモートワークで、家でご飯を食べることも多くなってから行く機会も増えて平日でもゆっくり見て回ることがあります。

食材はもちろんですが、調味料、ちょっとした漬物、こだわりのお醤油、味噌。


ああ〜、もうここはワンダーランド。


楽しすぎる。ああ、美味しそうな味噌だとか、こだわりの漬物食べたいなーとか見て楽しい、想像して楽しい。まあ最後は、財布と相談して無難な家計応援商品に手を出してしまいますが。


どっぷりスーパーを満喫している私を、時間に追われた忙しい仕事の合間に買いに来た方々、小さいお子様を抱えて一生懸命あやしながら買い物しているお母さん、怒涛の勢いで野菜を陳列している店員にひたすらおしゃべりを続けるおばあちゃん、「いる」「いらない」を夫婦漫才のように言い合ってる老夫婦。


ああ、もう素敵すぎる。

まさに人生ドキュメント。

真実の姿がここにあります。


人生いろいろ。食べ物もいろいろ。

ポイント10倍還元商品が咲き乱れます。



よく男性の買い物で言われるのが、普段使わない調味料買ってしまう問題。


ワインビネガーって使うの?お酢でよくね?
甜麺醤って使うの?つーか、見ないと字書けない調味料ってそもそもなに?
バルサミコ酢って使うの?百歩譲って黒酢じゃダメなの?


わかります。わかるんですけど
これじゃなきゃ、ダメなんです。テンションあがんないんです。


確かに1年前に買ったワインビネガーは我が家に眠ってる。しかも登板回数1回。

確かに甜麺醤って、字書けない。下手すれば初見で字も読めない。

確かになんとなく黒酢でいいんじゃねぇかって思う。でもオサレ感に負ける。



買う前になんとなく気付いてんですけどね。


今までの人生に登場してない調味料を今後使う絶望的にゼロに近い可能性とか。

その調味料を使う量が小さじ1杯だったときの味のインパク感と必要性とか。


ねぇ、おかしいでしょ初めて作る料理に

ねぇ、滑稽でしょ入れたかもわかんないくらいの量なのに


でも、まあこだわりというか、レシピにそう書いてあるとね。ついつい買っちゃいます。

で結局同じメニューも何度も作んないしね。やっぱり調味料残っちゃいます。


こんなところは女性陣から、家にある調味料と食材で作るのが一人前。というご意見があることは重々承知はしているのですが、まあ料理はエンターテイメントですから。調味料はスーパーというワンダーランドから買ってきたキラキラのお土産。
ディズニーランドから買ってきたミッキーの耳です。

普段使わねーだろと思いつつ、これから起きるみんなの喜ぶ顔を想像してついつい買ってしまうのです。


だから、お願い。大目に見てね。


と言いつつ、我が家にある穀物酢、すし酢、黒酢、マリネ酢、ワインビネガー、バルサミコ酢をみて、
「これ、どうしよう」とガクガクブルブル震える日々なのです。