自分の部屋に、いつかご褒美にと大事にしまっていたチョコレートが灼熱の暑さで、巨神兵ばりにドロドロに溶けた無残な姿にショックを受けて、ブログを更新できなかった今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
世の中はやれオリンピックだ、過去最高の感染人数更新だと現実とは思えないほどの目まぐるしい出来事の連続で、私もあれよあれよと仕事のタスクをこなして、うほほんと鰻を頬張り、食後の濃厚バニラあまおう乗せに舌鼓を打っていたら、いつのまにか7月末を迎えてしまいました。
なんだかんだで始まったオリンピック。
なんだかんだで観てしまうオリンピック。
我が家も例に漏れず妻と一緒にTVの前で、ワーワーと観戦しております。
そんななか、TVの前を横切る一匹の虫。
どっから入ってきたのか。我が家では網戸とムシコナーズで鉄壁防御の難攻不落の家なのに。
まあ、忍び込んだその心意気は認めよう。
しかし、瞬き厳禁の一瞬一瞬のスポーツ観戦に、君の優雅な飛行はいただけない。
君の描く放物線は栄光の架け橋ではないのです。
最初はおとなしかった横一直線の飛行ルートも気がつけばWくらいのジグザグ運転。
下手したらZとかXとかいきそうな勢い。
隠された宇宙からのメッセージを伝えてるつもりなのか?
ちなみにシティーハンターの合言葉はXYZ。
ここは家長として見過ごせないと、新聞紙をまるめて臨戦態勢を整えます。
そんな私の姿を見て
「いやー潰さないで。汚いから。ティッシュでつかんで」と妻。
はあ!?
ジャッキーチェンのカンフー師匠みたいな課題出しますね、あなた。
「そんなの無理でしょ」と私が言うと、妻は「できるって」とティッシュを取ると、柔道の奥襟を取るぐらいの目にも止まらぬ早さで、虫をキャッチ!
掴んだあとのそのドヤ顔。
掴んだそのポーズのまま10秒間微動だにしません。
掴んだ右手も硬く握ったまま、更に10秒。技ありから一本確定です。
もう立ち姿が歌舞伎の海老蔵も真っ青の見得を切ってます。
鼻息も荒く、鼻穴がヒクヒク動いています。
立っている彼女を見上げる私。
リビングの照明が開会式の花火のように彼女に後光をさして演出しています。
おめでとう妻。
今日のあなたに金メダル。
お願いだから、もうそのドヤ顔やめてくれ。
笑いすぎで息ができないのです。