がんになって日日是好日となるか

肺がんステージ3を宣告され、治療を続けるアラフィフの日常

エール

youtubeで「あなたにおススメ動画」ってあるじゃないですか。

 

いわゆる視聴履歴を参考にアルゴリズム解析で「こんなんお好きでしょーダンナ」とドンドンおすすめされる動画のことです。

 

youtubeを開くたびに「ああ、私はこんな人間と思われているのか」と私の人間としての底を見られているかのように恥ずかしい。いまやおススメ動画で出てくる動画の数々は私のメールやネットの視聴履歴を見られるぐらい恥ずかしさを感じるのです。

 

 

オフィスで馬鹿話をして大笑いしている最中に気が抜けて、オナラをするぐらい恥ずかしい。

 

肺活量の検査で「吸ってー、はい!思いっきり吐いてー!!」とナースに言われ、息を吐くと同時にオナラをするぐらい恥ずかしい。

 

入院中、お膳を下げに廊下に出て他の患者さんとバッタリ会って、挨拶して頭を下げたと同時にオナラをするぐらい恥ずかしい。

 

「ああ、あのオナラさんね」って、きっと私はオナラさんと呼ばれているに違いない。常に24時間オナラをし続け、ガスを放出し続ける京都議定書違反の人間と思われているに違いないと恥ずかしさがこみ上げるのです。

 

そんな私にある日、おススメとされた動画。

 


www.youtube.com

 

我武者羅鷹援團さんのエールでした。

 

なかなかショッキングなタイトルですが私なんて足元にも及ばないタフに生き抜いている方へのエールで、私なんかまだまだオナラぐらいのレベルだよと思い知らされます。

世の中には私よりも遥かに険しい人生を駆け抜けている人が実際にいることは素直に頭が下がります。

 

すべての人にエールを。

涙には虹色を。

張り詰めた空気にはオナラを。