久々の頭部MRI検査。
案内されたのは増築のように建てられた小部屋。
待合室と検査室に分かれ、廊下まで白い壁だったのが、なぜか待合室はレンガの壁紙。
おおー緊張、ほぐれるぅ。
おとぎの国みたぁい。
と、言いたいところですが。
残念ながら検査を待っているのは50前のオヤジと私のジイちゃんと紹介してもおかしくない人生の大先輩ばかり。
どうやら期待していた効果は、あまりないようです。
順調に受付を済ませ、検査着に着替え、出番を待ちます。
急ごしらえなのか、待合室にはテレビもなく、地元ローカルのラジオが流しっぱ。
「それではお悩みハガキのご紹介。近々、面接があるのですが自分の短所は正直に言うべきでしょうか。変なこと言って、面接官に印象が悪くなりそうで怖いですとのことですが・・・」とDJ。
「短所とは魅力の別名なんです」
ドラマ「問題のあるレストラン」第1話より
って言ってましたよ。だから大丈夫です。と心の中でアンサー。
しばらくして名前を呼ばれます。
湿布、貴金属類の着用等を確認され、機械に横たわります。
この病院のMRIは耳栓ではなく、ヘッドフォン。
ヘッドフォンつけて、更に耳横にタオルをいれて固定するので結構ビチビチ。
大学病院は耳栓なんだけどね。
ヘッドフォンから流れるのは久石譲。
んーこれはジブリの「魔女の宅急便だ」とイントロクイズを始める私。
「じゃー検査やってきますねー」って言ってると思うけど、久石譲のトトロにかき消されています。
心が洗われる旋律を聴きながら、あー今日、燃えないゴミの日だった。ヤバいなー、忘れたなー、次は2週間後だ、と平和な反省をしつつ検査は進行していきます。
「ゴミを捨てない人間は、ゴミから見てもゴミです」
ドラマ「カルテット」第4話より
だよねー。
MRIはガガッとかギーコ、ギーコとか音がするんですが、最新のものは音が静からしいと聞いたことがあります。ここの病院はギーコ音がするタイプ。大学病院もそうでした。
でも同じMRIなのに大学病院とギーコの音も違う。どっちが古いのかな?と思いつつ、久石譲はジブリ映画から世界のKITANO TAKESHI映画に移り「HANABI」のテーマ。
そういえば大学病院で脳外科診察の時にドクターから、抗がん剤何使ってるの?薬の名前は?と聞かれて、
「あ、シスプラチンとアムリタです」って答えれたけど、こういうのってみんな覚えてるのが常識なのかなぁ。と思いました。
抜き打ちテストみたい。おちおちボーッとしてられないですね。
「頭のいい人が、頭の悪い人見て、こいつバカだなぁって思ってる時、頭の悪い人も、頭のいい人を見て、こいつバカだなぁって思ってるんですよ」
ドラマ「モザイクジャパン」第3話より
HANABIの音楽を聴きながら、あれは好きな映画だったなーと振り返りつつ、最近観た映画「花束みたいな恋をした」の脚本家、坂元裕二さんのドラマが最近、ネットで無料配信する本数が多くなり、嬉しい限りです。
GYAO!では「いつ恋」が配信。
有村架純演じる音の「飴食べ」がまた聞けるのは、素晴らしい。
「音ちゃんを見てると、音ちゃんのお母さんがどんな人だったかわかる。練を見てると、練のおじいちゃんがどんな人だったかわかる。わたしたち、死んだ人とも、これから生まれてくる人とも一緒に生きていくのね。精一杯生きなさい」
ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第7話より
60を迎えようとしていた職場の人が「いつ恋」を観ていて「今年のベストドラマだ」といっていた気持ち、よくわかります。
なんだかんだで検査は終了。結果は1週間後。
大学病院で診察を受けてる大動脈解離のMRIもご無沙汰だったので、ついでにって感じで一石二鳥です。
そういえば医療系の大学だからということで案内が来て息子がコロナワクチン接種をしたとの連絡がありました。どうやら、なんとかやってるみたいで一安心。
「一番最初に思い出す人だよ。一番最初に思い出す人たちが集まってるのが家族だよ」
ドラマ「最高の離婚」第4話 より
妻が息子に頂き物やら、なんやらを2週間ごとに宅急便を送っていて「送りすぎじゃないかな?」と思いつつ、また送るのにスペースに余裕があるのでお菓子適当に買っといてと言われたので買ったのが、こちら。
ブルボン「オリジナルミックス」。
アルフォート、ルマンド、エリーゼ等々。ブルボンオールスター夢の共演。
実家から送られてきた荷物ぽいでしょ。いい感じ。
一番先になくなるお菓子はどれだろう?気になる。
「色鉛筆と同じ。大事なものから先になくなるの」
ドラマ「最高の離婚」第10話より
今週は色々ありました。久しぶりに体が仕事でヘトヘト感に包まれています。
週末はチートデイ。お菓子や食べ物をたらふく食べて、充電の予定です。
ネバーギブアーッ!(斎藤工風に)
「生きなくたっていいじゃない。暮らせば」
ドラマ「anone」第5話より